予防歯科

親子で始める予防歯科

いつまでも健康な自分の歯で過ごしたい。誰もがそう思っているはずです。
どれだけ治療技術が進んでも同じところを虫歯にしてしまい、再治療を繰り返すと歯のダメージは蓄積されます。

また歯周病のように重症化してからでは治せない病気もあります。
定期的に歯のお掃除をする事でリスクをかなり下げる事ができます。

小児の始めての歯医者は3歳までが理想と言われています。その理由は3歳に虫歯になっている子がいるからです。また骨格の発育も始まっている為、正しい食育を知って頂くことも大切です。
そのための歯の磨き方や食生活、生活習慣やフッ素の利用など、様々なアプローチで虫歯を予防します。

予防歯科

予防を主とし、治療を従とする

ひろ歯科クリニック院長村上です。
私は1979年生まれ、大久保小学校卒業。二人の小学生の子供がいます。
私の目標は入れ歯になる方をゼロにする事です。
なぜなら、私の父は歯が悪く、昔から入れ歯で苦労していたのを見てきました。
私が歯科医になってインプラントにしましたが、天然歯ほど快適ではありません。
だからこそ「予防を主とし、治療を従とする」を理念に診療にあたっています。

虫歯のできる原因は
遺伝ではなく環境です
私の父のレントゲン

71歳
私の父のレントゲン
自分の歯7本
それ以外インプラント(赤枠部分

私のレントゲン

43歳
私のレントゲン
自分の歯28本
治療痕9本(中学・高校で油断しました)

父と私のレントゲンどちらが生活に不自由ないと思いますか?
違いは父は歯科医であり祖父母は歯科医ではなかったということです。
要するに虫歯のできる原因は遺伝ではなく環境です。
虫歯にならない方法をお伝えしたいので当院では「子供の歯が生えたら歯医者に通院」をお勧めしています。
お子様の為にすぐにご予約をお取りください。当院は乳幼児期から歯医者にかかる事をおすすめしています。虫歯にならない人生を築いてあげましょう。
私は現在も3、4ヶ月ごとに歯のお掃除をしています。

予防の重要性について

医療費の違い
残存歯数の違い
健康について
MATERNITY
お母さんの妊娠中・出産後の健診も力を入れています

患者様の相談の中で「子供を産んだら」歯が悪くなったというお話もよくお聞きします。妊娠中・出産後のお口のケアだけでなく、授乳・離乳に関してもアドバイスできればと思っています。また当院はママさん衛生士が3名いるので気軽に相談して頂ければと思っています。

※自治会が行っている妊婦検診も対応はしていますが、お口の中の虫歯・歯周病チェックのみとなります。歯周病や虫歯治療、授乳・離乳のアドバイスは保険対応となります。

お母さん、お父さんと一緒に歯のチェックができます

当院は診察台の真横にキッズスペースがあるのでお子様がよくのぞきに来ます。子供は親がしていることに興味を持つものです。是非、子供の見本になってあげて下さい。また上手にできるようになった子は隣同士で診察する事もできます。

マタニティ歯科
なぜ乳歯は虫歯になりやすいのか?
  • 乳歯は永久歯と比べると、エナメル質・象牙質が半分程度の厚さしかないため
  • 哺乳瓶やお菓子を与えることが多いと、口の中に糖がある状態が長くなるため
  • 乳歯は歯と歯の間にものがはさまりやすいため
  • 乳歯は歯列がでこぼこしていて、うまく歯磨きしにくいため

虫歯の予防処置

フッ素の塗布

フッ素には歯の質を強くしたり、虫歯菌の働きを抑える効果があります。フッ素を定期的に歯の表面に塗布することで、虫歯になりにくい歯を育てていきます。

シーラント処置

歯には複雑で細かい溝があり、特に奥歯は歯磨きをしても汚れを完全に取り除くのが困難です。そこで溝の中に虫歯菌が入り込まないように、溝の部分をプラスチックで塞いで虫歯予防をします。

予防歯科は私たち歯科衛生士が中心を担います
歯科衛生士:K.Y

こんにちは。歯科衛生士歴30年の鍛冶村です。
この30年間、たくさんの経験をすることができました。思い返してみると、仕事はもちろん、結婚・出産と子育て、慌ただしく過ぎていきました。子育ての間は、時間の融通がつきやすいように、幼児健診のブラッシング指導や高齢者の方の口腔ケア訪問など、1か月に数回、1週間に数回のお仕事と一般歯科のパート勤務など複数の仕事を組み合わせ仕事をしておりました。毎日がとても大変でしたが、小さなお子様から人生の先輩まで幅広いたくさんの出逢いがあり、大切なことを学ばさせていただきました。わが子が大きくなった今、それまでの仕事を絞り、今まで培った経験と知識を土台に、さらに勉強して仕事を続けていきたいと思っています。

「心と体の健康はお口の健口(けんこう)から」をモットーに患者様に寄り添い、これからも出逢いを大切にしていきたいと思います。よろしくお願いいたします。

歯科衛生士:N.Y

歯のお掃除、定期的にされていますか?
歯科医院に来られる患者さんは「痛い」「詰め物がとれた」「歯茎が腫れた」等、色々な症状が出て、来院されます。定期的にお掃除をされていない方は、特にお口に中にたくさんの細菌が住んでいます。

歯科衛生士は、その細菌をお掃除することと患者さん自身がきれいな状態をキープするために、正しい歯磨き集患を身につけていただけるようにお伝えし、その患者さんに合わせてた方法で一緒に練習していきます。そして歯のお掃除と歯の表面をピカピカに仕上げ磨きをさせていただきます。

歯は健康の原点です。そして予防がとても大事です。痛くなってから治療をすることは予防よりも時間もお金もかかります。歯が健康できれいだと自然に笑顔になれます。

みなさんが笑顔になれるお手伝いができたら嬉しいです。

歯科衛生士:U.K

定期検診に来院される患者様からこのようなお話をよく耳にします。
「子供の頃から歯医者さんに通っておけばよかった。フロスをもっと早くからしておけばよかった。そしたらもっと自分の歯でおいしく食事ができたのに」

失ってから気づく歯の大切さ。大人になってから虫歯や歯周病で苦労しないためにも子供の時からの生活習慣、お家でのケア、歯科医院での定期検診は大切です。

お子様にとって「虫歯0」「整った歯並び」はかけがえのない財産だと思います。歯医者さん好きの子供たちが増えていくように楽しい雰囲気作りを心掛け、サポートしていきたいと思います。一緒に歯を守っていきましょう。

AIRFLOW
エアフロー(パウダークリーニング)

エアフローとは特殊なパウダーを混ぜた水・高圧エアーのスプレー洗浄で歯の表面にこびりついた「頑固な歯垢」や「タバコのヤニ、コーヒー、紅茶、ワインなどによる、しつこい着色汚れ」、細菌のかたまりである「バイオフィルム」を吹き飛ばし、清掃する器具です。
細かいバウダーが歯面を転がるように動くことにより細かいところまで綺麗にできます。
歯と歯の間、咬む面の溝、歯茎の境目など、従来の器具では完全に届かなかった場所までスプレー(粉)が入り込み、歯や歯茎にダメージを与えずに汚れや着色を除去することができます。

エアフロー

実際に予防歯科で行う治療

①PMTC
PMTCとは

PMTC(Professional Mechanical Tooth Cleaning)とはプロが行う歯のクリーニングのことです。次のような効果が見込めます。

  • 歯周病疾患の改善
  • 虫歯の予防
  • 審美性の向上
  • 歯質の強化

患者様の歯は日々隅々まで磨いているつもりでも、歯ブラシの届きにくいところや汚れがたまりやすいところができてしまいます。そういた部分を歯科医師や歯科衛生士が専門的な器械を使い、普段落としきれない汚れを徹底的に清掃研磨します。虫歯や歯周病を抑制し、光沢のある綺麗な歯を保つなどの効果があります。

予防歯科

PMTCの効果

① 歯質の強化
研磨用のフッ化物入りのペーストにより再石灰化(カルシウム等)を促進し、歯のエナメル質を強化します。

② 虫歯の予防
細菌性バイオフィルムを破壊してプラークを除去し、再付着を防いで虫歯を予防します。またエナメル質表面へのカルシウム補給を助けます。

③ 歯周病、歯肉炎の改善・予防
歯面から歯内緑上ならびに歯肉緑下1~3mmのプラークの除去することにより、歯肉の症状を改善します。また歯肉が引き締まってきますので、歯周病、歯肉炎の予防にもつながります。

④ 審美性の向上
たばこのヤニや茶シブなどの付着した色素を取り除き、光沢のある本来の歯面に回復します。また汚れを着きにくくします。

②フッ素塗布

医院で歯に高濃度のフッ素を塗布します。
フッ素を定期的に歯の表面に塗布することで、虫歯になりにくい歯を育てていきます。
十分な効果を得るためには、年に3~4回のフッ素塗布を行うことが理想です。

フッ素の3つの効果

【1】歯質の強化する
歯のエナメル質を硬くすることで、虫歯の原因菌が作り出す酸に強い歯を作っていきます。

【2】再石灰化作用を助ける
酸で溶けてしまった虫歯になりかけた部分をもとに戻す、唾液の再石灰化作用を助けます。

【3】虫歯原因菌の活動を抑える
虫歯の原因菌の活動を抑えて、歯を溶かす酸が作り出される量を抑制することができます。

③お口の健康を守るための情報のご提供

お口の健康を虫歯や歯周病から守るためには、定期的なケアに加えて、正しい知識を持つことが大切です。
どのような治療を行えば虫歯が再発しずらいのか、虫歯になりにくい生活習慣のポイントなど、情報提供にも力をいれています。

家庭でできる予防

毎日のブラッシングをしっかりと行えば、虫歯や歯周病の発生率を下げることができます。
ただし、歯ブラシだけでは歯間の汚れを取ることが難しいので、歯間ブラシやデンタルフロスを使ってしっかりと汚れを除去することが理想です。
ご希望があれば正しいブラッシング方法の指導も行っております。

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